司法書士の仕事①

この写真は、大宮駅での「こまち」と「はやぶさ」のラブシーンです。

 

たかしな司法書士事務所の司法書士 諏訪部秀明です。

 

前回のブログから、少し時間が過ぎてしまいました。私がサボっていたのです。

申し訳ありません。

ただ、少し「申し訳」させていただきますと、実はこの1か月余りの期間、私は公私ともに結構忙しくしていました。

「公」という面では、42年間勤めてきた会社を6月末日で退職することになり、その残務整理(株主総会への出席など)とか、送別会とか、・・・また、司法書士としてはこの時期、日本司法書士会連合会や、所属する埼玉司法書士会、公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートの「定時総会」があったりしました。また、「私」という面では、身内の不幸があり関西方面への往復があったりしました。

 

でも、その「おかげさまで」というのでしょうか、これまでの生き方と大きく異なる、言わば「第二の人生」を始めるにあたっての感慨というか、頭の整理をする時間を持つことができたように思います。

 

そこで、今回と次回のブログでは、「司法書士の仕事」というテーマで、

  • 「会社員」としての仕事と「自営業者(司法書士)」としての仕事の比較
  • 「司法書士の仕事の進め方」

について書きたいと思います。

 

第1 会社員生活の振り返り

私は、昭和56年(1981年)に大学を卒業して、某総合化学メーカに入社しました。以来、42年間にわたり東京、北九州、岡山県、三重県などで仕事をしました。事務系の仕事だったので、多くの人(役所の方々、他の会社の方、地域の方々、先輩・同僚など)と接する機会がありました。もちろん「一つの組織の人間」として「我慢しながら、仕方なく」という面もありましたが、「人間を知り、地域を知り、気持ちを知る」という経験をさせていただきました。今でも、初対面の方に会った際、ご出身地を聞くと、その地域の歴史上の人物や名産品とかの話題で、しばらく懇談できたりします。

一方で、会社という組織を離れた後の自分、「一人の人間」として自分に何が残るのか・・ということを自問自答することもありました。

6月末で退職したいま、あえて会社員生活を総括すると、「自分にとって「人間としての幅」を広め、「多くの知人、友人」という無形の大きな財産を形成できた時代」」と言えましょうか。

 

第2 自営業者(司法書士)としての仕事を始めてみて

会社退職を半年後に控え、本年1月ごろから司法書士としての「独立開業」」に向けた準備を開始しました。まずは事務所の場所決定、電話回線などインフラ整備、事務機器の購入・設置、税務署への「個人事業の開業届出」、「所得税の青色申告承認申請」など。もちろん本業でのご依頼者からの仕事のための勉強、研修の受講などは欠かせません。結構、書籍の購入に費用が掛かりました。これら費用は当然、個人としての自分負担です。

ここらから、会社員時代とは違った意味での「コスト意識」が芽生えますが、このことについては次回に書きます。

まだまだ、司法書士としての仕事はこれからですが、短期間ながらこれまでの知人・友人、ホームページをご覧いただいた方からのお仕事の依頼などで、自身の成長も感じています。

そして、家族からの支援、面前では言えませんが、この場を借りて・・「感謝」です。

 

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

次回は、この続きを書きます。

 

それと・・・、明日7月2日(日)は、年に一度の「司法書士試験」(令和5年度)の日です。法務省によると出願者数は1万6133人です。仮に合格者数を平年並みの650人とすると合格率は4%程度。「奇問・難問」もありましょうが、私は、合格した年の試験直前に、あるベテランの先生から「奇問・難問に出くわして、ああ、今年もダメか・・と、涙がこぼれ出てからが勝負だ!!。絶対に最後まであきらめるな」とのお言葉をいただきました。

これも、司法書士を目指したからこそ、経験できたことでした。

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